2024/10/20
令和6年 10月号「年末調整の季節がやってきます…
コラム
最近コロナ禍の勢いも随分下火となり安堵しています。
コロナが退散してくれてフット一息入れると目の前に紅葉の秋が浮かびます。
穏やかな秋日和ともなると多くの方々がどこか旅行をしてみたいと思われるのではないでしょうか。
この時期、旅行というテ-マをとらえてみると、旅とは、
「家を出でて、遠くに行き、途中にあること」(大言海の定義)
といわれています。
旅とは途上にある事といわれる、ここから人生は旅に似ていると言われています。旅とはなんと蘊蓄(うんちく)の深い意味を持っているのでしょう。
人は旅をする。だがそれはどこかに在るものではない。旅は旅する人が作るものなのです。
仮にそれがすべてお仕着せの団体旅行であっても旅はどこかその人によって作られるという要素を含んでいます。
事例として、私が若い時、イギリスに旅行して、シエイクスピアの生家を訪ね書斎等を直接に見学したことによる鮮烈な記憶は、私の旅を作ったことになる様です。
アメリカの作家スタインベックいわく、
「旅は」一つの実体である。そこには性格があり、気風があり、個性があり、独自性がある。旅は人間である。同じものは二つとない。
旅というものはこのように考えるものかを改めて教えられる概念であります。
現在、政府は今年11月から「全国旅行支援」の政策を打ち出しています。
旅行を希望されている方々にとって最大の実行のチャンス到来です。
旅の形には個人旅行とか複数人のパック旅行があります。その内容にも貧乏旅行か、贅沢旅行かがあります。
たとえ個人の貧乏旅行でも個人の感覚で濃密な質の高い旅を形成する事が出来るでしょう。贅沢な旅はその贅沢さを上手に味わえない時は大変な無駄があるかもしれません。
旅(特に海外旅行)をする年代は20歳代から30歳代が理想だと思います。それ以外の年代の方々も60歳の定年を迎えたから、これから海外旅行を始める方もおられると思います。
勿論旅行には年代の区別はありません。人間には若い人から高齢者までの間には感受性の強弱という差が存在します。
只、救いなのは「旅には教科書はない。教科書を作るのはあなたなのだ」(作家、沢木耕太郎)旅には教科書はなく自分で作るもののようです。
(自分流の感受性で旅を作ればよいのだ)
これからも安心して、自己流の旅を続けられれば楽しい時が送れることでしょう。
(茂木 清八)
旅行といえば物理的な旅行も楽しいものですが、歴史ある建物で古代からの美術品に遠い時間を想う時間旅行というのもまた楽しいものです。
年末が足元の冷気といっしょに急速に近づいてくる昨今、なかなか旅行のお時間が取れない方にもおすすめなのが東京は上野にある東京国立博物館通称トーハクです。
トーハク創立150周年を記念し収蔵している国宝89件すべてを一堂に会して展示する特別企画展が10月18日火曜日より開催されています。
空の冴える秋晴れの日に私も訪れることができました。
勉学に励むというよりただ手に取って開いてはじっと眺めていた教科書で見かけた数々の名品をいま実際に目の当たりにすれば、考古学に縁のない下名においても言葉にできない感動が沸き起こる体験ができました。
150周年を記念したキービジュアルは博物館本館の玄関口を出て外の世界へ旅立つ来訪者を捉えたもので、知識がこのように過去から今へそして今も後も連綿と続いていく時間を意識するイメージが重なり、とても興味を惹かれるものです。
あらゆるものが旅をして後の世をつくっていくことをこれからも意識して世の中を見ていたいものです。
(岡島 俊)
税理士法人フロンティア会計/フロンティアパートナーズ株式会社
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